G-code/ja
1 はじめに
RepRapマシンに送信されるGCodeの例は以下のようである。
N3 T0*57 N4 G92 E0*67 N5 G28*22 N6 G1 F1500.0*82 N7 G1 X2.0 Y2.0 F3000.0*85 N8 G1 X3.0 Y3.0*33
上記のシンボルと数字の意味を以下に説明する。
以下は、任意のファームウェアに実装されているGCodeのサポート状況を識別するための表記である。
Support | FiveD | Teacup | Sprinter | Marlin | Repetier |
---|---|---|---|---|---|
yes | automatic | yes | yes | experimental |
- yes
- 全ての機能をサポートしている
- experimental
- 部分的に機能をサポートしている。
- しばしば、デフォルトではなく、ソースコードブランチをチェックする事が要求される、
- もしくは、特定の設定スイッチを反転させる事が必要。
- automatic
- ファームウェアはこの機能を自動的に処理する。つまりコマンドを送信する必要はない。
- 例えば、Teacupファームウェアの電源のon/off(M80/M81)がこれに相当する。
- no
- ファームウェアはこの機能をサポートしていない
2 RepRap G Code Fields
本章では、先頭の文字について説明する。nnnは数字を示す。
This section explains the letter-preceded fields. The numbers in the fields are represented by nnn. Numbers can be integers, or can contain a decimal point, depending on context. For example an X coordinate can be integer (X175) or fractional (X17.62), whereas trying to select extruder number 2.76 would make no sense.
先頭の文字 | 意味 |
---|---|
Gnnn | GCodeの標準コマンド (例)ある点に動く |
Mnnn | RepRapが定義したコマンド (例)冷却ファンのスイッチをONにする |
Tnnn | ツール番号nnnを選択する RepRapにおいて、ツールはエクストルーダー(Extruder)である |
Snnn | コマンドのパラメータ。(例)モータに送る電圧 |
Pnnn | コマンドのパラメータ。(例)ミリ秒の時間 |
Xnnn | 移動先のX座標 |
Ynnn | 移動先のY座標 |
Znnn | 移動先のZ座標 |
Innn | パラメータ - 現在使用されていない。 |
Jnnn | パラメータ - 現在使用されていない。 |
Fnnn | フィード率(プリンタのヘッドが動くスピード)。1分に何mmフィードするか指定する。 |
Rnnn | パラメータ - 温度のために使用される。 |
Qnnn | パラメータ - 現在使用されていない。 |
Ennn | 押出される長さ(単位mm)。押し出されるフィラメントの長さ。Skeinforge 40もしくは40以上は、押出される長さではなく、消費される入力フィラメントの長さとして、この長さを扱う。 |
Nnnn | ライン番号。エラーが起きたときにRepeat transmission要求するために使われる。 |
*nnn | チェックサム。通信エラーをチェックするために使用される |